さよならを言うことも許されない残酷な夜
みなさんお久しぶりです、MaCharonです。
TwitterでもツイートしたようにPJCS予選day1に潜ろうとしたところ突如レポートが破損し、修復不可能、復帰不可能となりそのまま引退を決意しました。元々全ての日程が終わり、やり切ってから記事を書こうと思っていたのですが挑戦することすらも叶いませんでした。
この構築は昨年、今年のWCSのルールが発表されウルトラルールが全解禁だというときに決めたものでした。当然決めたものの、他の構築も何度も使いました。前回のGSの覇者となったオーガレックをはじめ、王道のグラゼルネ、グラカイ、グラソルガ、その他にも多くの組み合わせを試してみました。しかし、試行錯誤していくうちに自分の肌に一番合うのはグライベルの並びだと思いました。
サンシリーズ、ムーンシリーズ共にほとんど触ることなく1年間(とは言ってもほぼ離れがちでしたがw)ウルトラルールを見据えて構築を練り動かし方の練度を高めてきました。正直な話自分がダブルを始めたきっかけは2016年のWCS決勝だったため、ずっとGSには憧れていました。本番に挑戦こそできませんでしたが、この構築は一年かけて常に高い勝率を維持していたため自分の中で満足はしています。
さて、前置きが長くなりましたが構築紹介の方に移らせていただきます!
まずこの構築の最終形を
性格:臆病
持ち物:アクZ
技:あくのはどう バークアウト デスウィング おいかぜ
努力値:12-×-4-172-68-252
控えめスカーフテテフのムーンフォース確定耐えまで振った調整。チョッキやピンチベリー、サイコシードなど他の持ち物も使っていたのですがドータクンやヤレユータンなど天敵となるトリックルーマーがアクZで沈められること、ゲンシグラードンなどに対する強引な削りの火力を含めた結果アクZが最善択であるという結論に至りました。もともとZを持たせたいポケモンも少なく、あまりがちでもあったため上手い組み合わせになりよかったと思います。
このイベルタルはサポートとアタッカー両方をこなせる伝説であるため、多少苦しい構築でも選出すれば相手を掻き乱すことができ非常に使い勝手の良いポケモンでした。しかし、禁伝説としてみると火力耐久共に物足りなく感じてしまうのは仕方のないことなのかなと思っています。まもるが欲しい場面が多かったので変えるのであればデスウィングの枠かな…といった印象です。
ゲンシカイオーガと組ませたときの暴風は刺さりもよく火力という面では非常に満足できましたが、動きが変わってくるとは思います。
性格:ひかえめ
持ち物:べにいろのたま
技:ふんか かえんほうしゃ だいちのちから まもる
努力値:0-×-4-252-0-252
炎と地面打点オンリーの特殊グラードン。特殊グラードンといえば電気技などサブウェポンがあるイメージですが、このグラードンは火力を重視し、タイプ一致技のみを持たせ自分の役割対象に対して特化、それ以外の相手にも火力で強引に削るという型にしました。とにかく上から噴火を打つことを前提としているため、可能な限り素早さは削れない、また相手のゲンシグラードンに対しても圧をかけていきたいため火力方面も甘えることが厳しく、変に調整するよりぶっぱしてしまえという結論に至りました。
特殊なので威嚇で火力が下がることを気にしなくていい反面、ジオコンを積んだゼルネアスに対しての打点が低く対面してしまうと辛いことがありました。パーティ単位でゼルネアスに強くしていったためゼルネアスで詰むということはそこまで多くなかったですが、稀に対面させてしまうと何もできず退場させてしまうというところがあったのは反省点です
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
努力値:0-×-4-252-0-252
特に調整とかも加えていない珠テテフ。一時期眼鏡HBベースの232メガレックのガリョウテンセイ耐え調整(175-107)なども使っていたのですが火力と素早さ、技の使い分けなども考えた結果この形に落ち着きました。
技に関してもグラードンカイオーガどちらにも安定した高打点を取れるショックサイキネ、タイプ一致のムンフォまもるにしました。挑発に関しては迷ったのですが挑発をしてもメンタルハーブで防がれる可能性を考慮すると、結局最前は倒し切ってしまうという脳筋に到りました。
実際これで相手して辛かったのはミミッキュくらいであり、そのミミッキュも滅多に会わなかったので最前の選択だったのかと思っています。
性格:ようき
持ち物:レッドカード
特性:がんじょう
努力値:4-252-0-×-0-252
頑丈烈火デマル。対ゼルネアス用に持ってきた型。わざとジオコンさせ、マジシャを撃たせることでレッドカードを発動し強制退場させることで相手のゼルネアスの脅威値を下げることができて非常に重宝しました。また、二戦目以降だと意味が無かったですが、一戦目初めて当たる相手に対してはひらいしんであるように見せられるためコケコなどの電気ポケモンの動きを封じられたのは相手依存ではありますが非常に刺さっていたかなと思います。
性格:いじっぱり
持ち物:メガストーン
技:アイアンヘッド かみなりパンチ じだんだ まもる
努力値:0-252-0-×-4-252
こちらもぶっぱのメタグロス。当初は陽気で最速100抜きなど調整をしていたのですが火力不足感が否めなく、意地にしその場合すばやさは妥協できないため火力にもぶっぱし意地ASという形に落ち着きました。メタグロスは高火力技というのが少ないため、技範囲を広げ隣のポケモンと合わせて倒すというスタンスを取るようにしました。技構成の仮想敵はグラードンとカイオーガ。そして当然ゼルネアス。この3体をメタるための技構成にしました。れいとうパンチを入れてレックウザへの高打点も考えたのですが、そもそもれいとうパンチでもデルタ下のレックウザは倒せなく、であるのであればアイアンヘッドで十分だろうということになりました。また、ガオガエンに対しての打点もじだんだだと確保できるため尚更れいとうパンチを入れるスペースはありませんでした。
性格:臆病
持ち物:きあいのタスキ
努力値:0-×-4-252-0-252
第2の追い風要員として採用。アーゴヨンの強みはイベルタルと同様にサポート、攻撃両方を担える点。また、イベルタルと違いサイコフィールドの恩恵を受けられるためテテフと併せやすいという点も非常に使いやすかったです。ゼルネアスへの初手に対する圧力、マンダレックウザに対する上からの圧力など非常にこの構築と補完がよく何度も助けられました。BBでとくこうが上がるようにできたらよりよかったのですが、すばやさを妥協することもできないため諦めましたが、それ抜きでも非常に使いやすく相手からしても非常に厄介なポケモンになれたのかなと思います。
以上が最終形となります。ここに至るまでの構築としては、グライベルテテフグロスは型こそ変更があったものの変わらず、残り二枠に関してはミミロップのおさきにどうぞによる強引な突破、眼鏡コケコの火力とグロスのかみなりパンチのシナジーによるカイオーガメタ、エアームドによるステロふきとばし挑発追い風の完全サポートなど多くのポケモンを試してみました。その中で頑丈トゲデマルと襷アーゴヨンという、ゼルネアスや他のポケモンへの圧力となりなおかつ行動が保証されているという点でこのような形になりました。
話が変わりますがエアームドのステロに関してはGSでは非常に刺さりがよくレックウザのタスキを削れるためスカーフテテフとの相性は非常によくまた、威嚇によるサイクルが多いため相手の確定数をずらせ、刺さりはかなりよかったと思います。クセこそ強いものの使い慣れていけば有効なダメージソースともなり個人的にはもっと開発していきたいと思いました。
レポートが消えてしまったと同時に自分のポケモンに対するモチベーションなども完全に消失してしまったため今後やるかどうかに関しては、やらない、やりたくないという思いの方が今は強い状況です。とはいえ、ポケモン自体は好きなので今後も楽しんでいきたいとは考えています。
本番でロクな結果どころかどのくらい通用するかも試せなかったため欠陥だらけの構築記事ではあったと思いますが、最後まで読んでいただいたこと誠に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
またどこかで、レートで、会うことがあればそのときはよろしくお願いします(´∇`)
今までありがとうございました!さようなら。